『このミステリーがすごい!』大賞 第13回(2014年度)『KONOMYS』 GP Volume 13 (2014 Edition)
『このミステリーがすごい!』大賞 第13回(2014年度)
小説の面白さとミステリーの技巧が冴える降田天『女王はかえらない』が大賞に、優秀賞には斬新な設定と瑞々しい筆致が評価された辻堂ゆめ『夢のトビラは泉の中に』、自衛隊の圧倒的細部が光る神家正成『深山の桜』の2作品が選ばれました。
(「宝島社 『このミステリーがすごい!』大賞 公式サイト」より)
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大賞女王はかえらない
著者:降田天
人気絶頂のミュージシャン・梨乃は目を覚ますと、誰にも自分と認識されなくなっていた。
さらに自身の自殺報道を目にした梨乃は自らの死の真相、そして蘇った理由を探りはじめるが…。
2015年第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)優秀賞いなくなった私へ(応募時タイトル:夢のトビラは泉の中に)
著者:辻堂ゆめ
人気絶頂のシンガーソングライター・上条梨乃はある朝、渋谷のゴミ捨て場で目を覚ます。
昨夜からの記憶がなく、素顔をさらしているのに誰からも上条梨乃と認識されない状況に戸惑う。
さらに街頭ビジョンには、上条梨乃が自殺したというニュースが流れており…。
梨乃は自分を上条梨乃と認識できる青年・優斗らの力を借り、自らの死について調べだす。
第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作!
(「BOOK」データベースより)優秀賞深山の桜
著者:神家正成
日本から約一万二千キロ、アフリカ大陸。
国際連合南スーダン派遣団の第五次派遣施設隊内では、盗難事件が相次いでいた。
定年間近の自衛官・亀尾准陸尉と杉村陸士長が調査に乗り出すが、さらに不可解な事件が連続して発生する。
謎の脅迫状、そして小銃弾の紛失。
相次ぐ事件は何を意味するのか。
日本から特別派遣されてきた警務科のちょっとオネエなキレ者・植木一等陸尉も調査に加わり、連続事件の謎に挑む!
2015年第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)隠し玉大江戸科学捜査八丁堀のおゆう(応募時タイトル:八丁堀ミストレス)
著者:山本巧次
江戸の両国橋近くに住むおゆうは、老舗の薬種問屋から殺された息子の汚名をそそいでほしいと依頼を受け、同心の伝三郎とともに調査に乗り出す…が彼女の正体はアラサー元OL・関口優佳。
家の扉をくぐって江戸と現代で二重生活を送っていたのだー。
優佳は現代科学を駆使し謎を解いていくが、いかにして江戸の人間に真実を伝えるのか…。
ふたつの時代を行き来しながら事件の真相に迫る!
(「BOOK」データベースより)隠し玉殺し屋たちの町長選(応募時タイトル:キラーズ・コンピレーション/応募時筆名:加藤笑田)
著者:加藤鉄児
失踪した姉探しの途中で、知らず知らずミツルがエントリーしたのは、殺人斡旋サイトだった!
強迫神経症の自称・斉藤は、その症状により仕事を干された殺し屋。
再起をはかるべくサイトから選んだのは、愛知県仁宝町の町長立候補者。
報酬額は格安の100万円。
だが他にエントリー者がいることを知り、斉藤は焦る。
元役人コンビ、殺し屋組合の経理担当者など、殺し屋たちのバトルが始まる!
(「BOOK」データベースより)超隠し玉僕が殺された未来 (応募時タイトル:未来人がきた!)
著者:春畑行成
ミスキャンパスの小田美沙希が誘拐された。
一方、彼女に思いを寄せていた高木の前に、六十年後の未来からやってきた少女・ハナが現れた。
高木と小田美沙希は誘拐犯に殺され、事件は迷宮入りするという。
半信半疑ながら、自分たちが殺されるのを防ぐため、高木は調査を開始するが…。
未来の捜査資料を駆使して、高木は自らの死亡予定時刻までに犯人を捕らえることができるのか!?
(「BOOK」データベースより)候補風俗編集者の異常な日常
著者:安藤圭