鵼の碑
殺人の記憶に惑わされる娘に翻弄される作家、消えた三つの他殺体を追う刑事、妖光に翻弄される学僧、失踪者を追い求める探偵。バラバラに展開する謎の数々と、発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆・中禅寺秋彦。縺れ合いキメラのような様相を示す「化け物の幽霊」の正体をめぐり、混沌とした事件の歯車が激しく噛み合い始める。
💡 おすすめポイント・見どころ
17年ぶりの新作長編という圧倒的な破壊力。緻密な歴史背景の考察と圧倒的な妖怪譚が交錯する、京極夏彦の真骨頂がここにあります。幾重にも張り巡らされた伏線が収斂していく瞬間の鳥肌は、他のどのミステリでも味わえない唯一無二の体験。圧倒的な知的興奮を求めるすべての読者に捧ぐ傑作。