聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた
聖女伝説が息づく里の婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者に起きた「飛び石殺人」。毒死した者と無事な者が交互に出る不可解な惨劇は、祟り神として祀られた聖女による奇蹟なのか。探偵・上苙丞は人間による犯行の可能性を次々と論理で否定し、あろうことか「奇蹟の実在」の証明へと挑む。論理と信仰が激突する本格ミステリの到達点。
💡 おすすめポイント・見どころ
圧倒的な奇蹟と冷徹な論理のぶつかり合いがスリリングすぎる特殊設定ミステリの最高峰!人間の手による犯行を完全に封じられた絶望的な状況下で、探偵がどうやって論理の糸口を見出していくのかが最大の肝です。思考の限界を軽々と突破していく驚愕の多重解決が脳を激しく揺さぶる、極上の知的エンタメ。