水よ踊れ
香港返還前夜の熱気渦巻く街で、恋人の死の謎を追う和志が出会う、複雑に絡み合う人間模様。幽霊屋敷の活動家やベトナムのボートピープル、共産党員と噂される建築家との接触を経て、彼は容赦なく民主化運動のうねりに呑まれていきます。生と自由の尊さを声高に叫ぶ人々が織りなす、切実で熱い祈りに満ちた社会派エンターテインメントの傑作。
💡 おすすめポイント・見どころ
歴史の転換点に立つ街のエネルギーと、個人の切実な想いがぶつかり合う圧倒的な熱量が素晴らしい!緻密な取材に裏打ちされたリアリティあふれる香港の街並みが、物語に深い奥行きを与えています。理不尽な現実の中でも失われない自由への希求が胸を打ち、読み終えたあとも長く余韻に浸れる圧巻のエンタメ小説です。