(仮)ヴィラ・アーク 設計主旨
建築の謎が解けたとき、館は地獄の装置へと変貌する。
2018年版 第34位 28 点

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断崖に建つ二本の筒が載った奇妙な館「ヴィラ・アーク」に招かれた川津たちを待ち受けていたのは、楽しいはずの旅を暗転させる連続失踪事件だった。消えた黒猫を捜索するうちに一人、また一人と人が姿を消し、嵐が去った後に轟く謎の爆発音がさらなる恐怖を煽る。建物の構造に隠された秘密はいかなるものなのか。建築家たちの手によって建築的トリックの謎が紐解かれていくとき、館ものとして始まった本格ミステリは鮮やかにその姿を変貌させ、誰も予想しなかった社会派の真相へと到達する。第62回江戸川乱歩賞最終候補作。

💡 おすすめポイント・見どころ

物理的な空間の構造そのものが事件の真相を握っているという、建築ミステリの醍醐味が極限まで突き詰められた驚異の構成力に唸らされます。美しくも不気味な館を舞台にした密室劇の様相から、物語が終盤にかけて全く異なる顔を見せる社会派的展開へのシフトチェンジは鳥肌モノの鮮やかさです。論理と人間の業が絡み合う緻密なプロットの妙技に、最後のページを閉じるまで翻弄され続けてください。

🔍 本作の作風・読書カルテ STYLE & SPECS

🔰
初心者おすすめ度
3/5
建築の構造が鍵を握る本格ミステリ
🩸
過激度
2/5
連続失踪や爆発などの不穏な緊張感が漂う
🧩
ミステリ度
4/5
空間の仕掛けと社会的真相の融合が見事
⚡
一気読み度
3/5
館の秘密を探る謎解きをじっくり堪能する
🌟 作品独自の見どころ
✨
建築ミステリの真骨頂
5/5
館モノから社会派へと鮮やかに変貌する
⚠️ ミスマッチ防止サイン こんな人には向かないかも

「複雑な建築的トリックや密室劇が苦手な方」

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📚 単行本
1,650 円(税込)
(仮)ヴィラ・アーク 設計主旨

(仮)ヴィラ・アーク 設計主旨

出版社
書肆侃侃房
レーベル
-
発刊年月
2017年3月
ISBN-13
9784863852501
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