原発利権に群がる欲望の果てに、血塗られた牙が剥き出しになる。
2016年版
第39位
23
点
雪炎 ➔
原発が立地する北海道・道南市。東日本大震災から一年後の市長選挙に、原発廃炉を掲げる弁護士の小島が出馬した。巨額の原発利権に群がる者たちの策謀と暗闘に対し、選挙スタッフの和泉は公安警察官時代の経験を武器に対抗する。しかし、そんな彼らに悲惨な事件が容赦なく襲いかかる。政治の裏側に潜む闇と人間の業を描く社会派ミステリー。
💡 おすすめポイント・見どころ
国家の根幹を揺るがす原発利権の闇と、それに立ち向かう男たちの孤独な闘いが重厚な筆致で描かれます。元公安警察官という一筋縄ではいかない主人公が、謀略渦巻く選挙戦の裏で繰り広げる心理戦の緊迫感は圧倒的。きれいごとだけでは生きられない現実の厳しさを突きつけられながらも、正義を貫こうとする人間の執念に魂が揺さぶられる社会派サスペンスの傑作です!