嘘と隣人
ストーカー化した元パートナーの影、マタハラや痴漢冤罪の罠、さらには技能実習制度に絡む人種差別やネット上の誹謗中傷。リタイアした元刑事・平良正太郎の平穏な日常へ、容赦なく身近な悪意が降りかかる。すでに捜査権限を失った一人の男が、次々と露わになる人間のエゴと事件の向こう側に見たものとは一体何なのか。
💡 おすすめポイント・見どころ
現代社会に蔓延するリアルな悪意と闇を容赦なく突きつける、切れ味抜群の人間ドラマ。かつて刑事として悪と対峙した男が、権限を失った今だからこそ見えてしまう人間の業を生々しく描き出しています。身の回りに潜む恐怖と切なさが幾重にも折り重なり、ラストに訪れる静かな余韻がいつまでも心に残り続ける見事な仕上がりです。