路地裏の二・二六
昭和九年八月、陸軍省で起きた永田鉄山少将惨殺事件。その現場の部屋には、相沢三郎歩兵中佐のほかに、もう一人の人物がいた。事件の隠された真実を確信する憲兵大尉・浪越破六は、渡辺錠太郎陸軍大将からある密命を受ける。歴史の表舞台から葬り去られた重大事件の裏側で、静かに進行していた「もう一つの事件」の真相に迫る。
💡 おすすめポイント・見どころ
歴史の教科書の一行に隠された闇を鮮やかに浮かび上がらせる、極上の歴史ミステリ!緊迫感漂う昭和初期の空気感が緻密に再現されており、ページを開いた瞬間から当時の緊密な空気に飲み込まれます。事件の裏に隠された真実を暴き出すスリリングな展開と、歴史の歯車に翻弄される男たちの生きざまが胸を打つ骨太な一冊です。