いまさら翼といわれても
夏休み初日、古典部部員の伊原摩耶花からかかってきた一本の電話。それは、合唱祭を控えていながらソロパートを任されている千反田えるが突然姿を消したという知らせだった。会場に駆けつけた折木奉太郎は、わずかな手がかりをもとに彼女の行方と秘められた思いをたどる推理を開始する。メンバーたちの過去と未来が交差する全6篇。
💡 おすすめポイント・見どころ
日常のささやかな謎解きを通じて描き出される、青春期のきらめきとほろ苦さが胸に染み入る傑作短編集。登場人物たちの内面にある繊細な感情の機微をすくい取る筆致がまさに圧巻です。ページをめくるたび、鮮やかな余韻がいつまでも心に残り続ける至福の読書体験をあなたに。