王とサーカス
2001年、ネパールを訪れた元新聞記者の太刀洗万智。穏やかな時間を求めていたはずが、国王一家殺害事件という歴史的大事件に遭遇する。早速取材を開始した彼女の前に、冷酷なひとつの死体が転がり……。『さよなら妖精』から十年の時を経て、異国の地で運命の歯車が再び大きく動き出す。
💡 おすすめポイント・見どころ
かつての日常から突如として動乱の渦へと引きずり出される主人公の姿が、圧倒的な臨場感で描かれます!単なる事件の謎解きにとどまらず、ジャーナリズムの本質や人間の業を鋭く抉る骨太なドラマ性が最大の魅力。異国情緒漂う緊密な筆致に、ページをめくる手が止まらなくなる知的な一冊です。